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#001
“改修”をコントロールできる窪の貸し家

金沢市窪。南東にはなだらかな山々の稜線が望め、北西には市街地が眼下に広がる丘の上の住宅地だ。そんな丘陵地に建つ築48年の木造二階建て住宅。

 

昭和49(1974)に新築された当時のことは不明だが、1階105平米、256平米の延べ床面積と部屋数から、少なくない人数の家族が暮らしていたのだと想像する。北陸には珍しい陸屋根や外壁のカラーリングには、当時の施主、もしくは設計者のこだわりが感じられる。

 

新築から37年後に、現在の所有者であるA氏によって購入された。その後A氏が体調を崩してからは、息子であるT氏が成年後見人として建物の管理をするようになった。

 

遠方に住むT氏は、A氏の施設への面会の際に建物の管理を行っていた。しかし近年の感染症蔓延の影響で面会禁止となる期間が続いた。そのためT氏は建物の管理のためだけに窪への往来をすることになってしまった。

 

「管理のためだけに費やすことになった移動時間、それから金銭的な維持費をなんとかしたい。」

T氏は不動産会社に相談することにしたが、成年後見人としての立場から「建物を所有したまま」の運用が条件であり、簡単には売却できない。

 

不動産会社からの回答は「所有者負担で水まわりをリフォームしてから賃貸する」というものだった。確かに設備は古い。そう提案されても無理はない。とはいえ、T氏は今かかっている支出や手間を減らしたいだけで、大きな投資をしたり、リフォームの手配をしたりという選択をとろうとは思えなかった。

 

そんな中、T氏は「よいチョイス」へ相談を持ちかけてくれた。

 

建物を実際に見せてもらう。築年数にしては状態がよく、手直しをせずとも使える部分が多い。タイル貼りなど趣あるしつらえや小さな庭も魅力的だ。その一方で、人によって評価が分かれそうな水まわりの設備や、改修が必要な部屋もある。しかも丘陵地ゆえ、雪の多い年には厳しい冬を過ごすことになるだろう。しかしそれらを上回るほど、抜群に景色がいい。

 

私たちは「建物をよいチョイスに貸し、よいチョイスが使い手に貸す」選択肢を提案した。

T氏は受け入れてくれた。

 

***

使い手とともに“最適な賃貸”をつくる

 

建物を所有し維持するには、たとえ使っていなくても費用がかかる。

固定資産税、火災保険といった費用はもちろん、手入れにかかる労力や、時には修繕が必要なことも。

 

もし使わないもののための支出を続けているとしたら、きっと誰でも「支出を止めたい」と思うはずだ。

 

そこでまず選択肢として挙がるのが“使ってくれる人に賃貸する”こと。

これは支出を止めるのではなく、使ってもらうことで収入を得ようという方法だ。

 

しかし、いざ不動産店に相談しても、

「数百万円かけて修繕しないと貸せません」

「この立地じゃ借り手を見つけるのは難しいですよ」

なんて言われてしまうケースも多いのが現実。

 

所有者の願いは「支出を止めたい」というだけなのに、大きな投資はハードルが高く、貸すことを諦める人も。加えて、せっかく投資しても必ず借り手が現れると言い切れないこともリスクだ。

 

私たちがT氏に提案したのは、固定資産税と同じ金額でこの建物を私たちに貸していただくこと。

“所有者の支出をなくし”、“所有者に投資させず”、“建物を使い手とつなげる”ことを目指して、今まさに建物を探している誰かにとってのちょうどいい建物として貸しなおしができるように、私たちがアイデアと技術を全力で投じ、必要な投資も担って運用していく。

 

もちろん私たちが間に入ることで、所有者の賃料収入は少なくなる。それでも、投資をせずに済むこと、借主とのやりとりや物件管理の労力を省けることを考えれば、ちょうどよい選択肢だと思ってくれる所有者もきっといると思う。

 

さて、この建物をどのように使い手に届けるのか。

今回は「条件を提示し、使い手とともに最適な賃貸をつくる」という方法をとることにした。

 

私たちは、この建物を気に入る人は必ずいると確信している。素材としての可能性に満ちているからだ。

ただし、どれくらい修繕したいかは人によって評価が分かれそうだとも見ている。そしてどれくらい直すのかは賃料に直結する大事な決定となる。

 

私たちは使い手がどの程度の改修を望んだとしても、それに伴うメリットデメリットを伝えることができる。また、部分的であれ大がかりであれ、プロによる改修を望まれる場合には、私たちが工事を担うことも可能だ。そんな私たちが貸し主だからこそ、この重要な工程を使い手といっしょに話し合ってつくり上げてみたい。

使い手とともに“最適な賃貸”をつくる

さて、ではこの建物をどのように使い手に届けるのか。
今回は「条件を提示し、使い手とともに最適な賃貸をつくる」という方法をとることにした。

 

この建物を気に入る人は必ずいると確信している。素材として、可能性に満ちている。
ただ前述したとおり、どれくらい直したいかは人によって評価が分かれそうだとも見ている。そしてどれくらい直すのかは、どれくらいの賃料になるのかに直結する大事な決定だ。

 

私たちは使い手がどれくらいの改修を望んだとしても、それに伴うメリットデメリットを伝えることができる。また、部分的であれ大がかりであれ、プロによる改修を望まれる場合には、私たちは工事を担うこともできる。そんな私たちが貸し主だからこそ、この重要な工程を使い手とともに、話し合ってつくってみたい

【そのまま賃貸プラン】

▷基本賃料 45,000円/月
・現状のまま賃貸する場合の基本賃料
・基本賃料で契約する場合でも、DIYでの自主改修OK

※このままでもすぐに住めるようにキッチン・WCを改修したため、価格改定しました。2022/11/14

【+αプラン 01. 部分改修】

・「お風呂など自分では難しい設備だけはプロにお願いしたい」という場合に、部分改修費用を基本賃料に上乗せするプラン
・工事費のみ前払いで、賃料は基本賃料とすることも可

【+αプラン 02. 広域改修】

・「家賃が上がっても、広い範囲をプロに改修してもらってから住みたい」という場合に、打ち合わせを経て改修プランと賃料を提示するプラン

物件タイプ

住居・事務所・店舗・アトリエ

所在地

金沢市窪3丁目533番地

交通

北鉄バス 窪南徒歩7分

建物面積

1階:105.34㎡ 2階:56.88㎡
延床面積:162.22㎡ 49.07坪

敷地面積

255.62㎡ 77.32坪

構造規模

木造2階

築年

1974年1月

現況

居住中

賃料

現況の場合、45,000円/月
改修を行う場合、改修内容に応じて設定

敷金/礼金

1ヶ月/1ヶ月

管理費

5,000円

取引形態

貸主

設備

エアコン2基/IHコンロ1口

備考

・定期借家契約2年・事業用利用の場合、賃料・管理費に消費税がかかります。
・保証会社利用必須
・改装可(貸主の承諾を得て行った改修部分は現状回復義務なし)

情報更新日

2023/2/9

※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。

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営業時間 / 9:00~18:00(月〜金)

取扱い業者 / 株式会社SWAY DESIGN

住所 / 〒921–8034 金沢市泉野町6丁目1–1

免許番号 / 石川県知事(1)第4275号

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